仕事を早々に切り上げて、SUPER J-HITS RADIO 30周年記念ライブ、とやらの2日目に行く。大阪フェスティバルホールにて。
フェスさながら、複数アーティストが入れ替わり立ち替わり登場する企画物である。
1日目の矢野顕子、大貫妙子の出演も魅力的であったが、2日目の真心、チャボ、奥田民生のほうを迷わず選んだ。
自分が参加するライヴの客層は基本的に高齢層であり毎回複雑な気持ちになるが、今回もおじさま、おばさまの方々が大集合されている。
開演予定の6:30ちょうどに始まる。昭和・平成時代は、ライブも社内会議も10、20分の開始遅れは当たり前であった。令和の現代、タイムマネジメントのできない人間は疎んじられるのである。
DJ加藤美樹の前説で始まる。前説のあるライヴというのは恐らく初めてであるが、ROCK IN JAPANなどは嘗て渋谷陽一が前説をしていたということを思い出す。
山弦
名うてのギタリスト2人組。インスト曲が嫌いなわけではないし、演奏力も確かなものであろうけど、上品なイージーリスニングにしか聴こえない。
矢野まき
まったく存じ上げない。90年代あたりから、数多くの女性シンガーが登場したと思うがその中のひとりだろうか。歌の上手さだけで頭ひとつ抜けることは難しいだろう。
真心ブラザーズ
1曲目の「空にまいあがれ」で、YOKINGの肩の力の抜け具合を見て何とも言えない感慨を覚える。本当はもっと攻撃的な曲や悲観的な曲も聴きたいのだが、それにはやはり彼らのライヴに行かねばならないか。
スキマスイッチ
大橋卓弥は48歳とのことであるが、今回の出演者の中で最年少なのだそうだ。それにしても「全力少年」で突如、客席が全員スタンディングになるのには驚いた。
藤井フミヤ
「全力少年」の余韻なのか、そんなのは関係なく圧倒的なスターの力なのか1曲目からスタンディングである。客席に紛れ込んでいたフミヤファンは曲に合わせて予定調和に手を広げてみたり、何やらライトを光らせたりする。やはりお茶の間のスターというかテレビの力は圧倒的なものがある。フミヤはというと、還暦も過ぎているが軽快に曲に合わせてくるくる回ったりステップしたり忙しい。
吉田美奈子
シティポップのレジェンドだと思っていたが、金子マリというか、カルメンマキというか、なんだか厳かな世界観を示していた。70歳過ぎとは思えないボーカルであるが、フミヤ目当てのファンは退屈だったかもしれない。
奥田民生
真心ブラザーズもそうであるが、こういう企画ものにはどういうモチベーションで参加しているのであろうか。曲の性質もあるが、「イージューライダー」などはリラックスしすぎてテキトー感すら見え隠れする。「大迷惑」は加藤美樹の指定ということで、奥田本人は大迷惑と言っていたが、今回のバンドメンバーによる「大迷惑」の演奏というのはある意味貴重なのかもしれない。
仲井戸麗市
奥田民生にトリを任せると思っていたが、そんな気はさらさらなかったかのような、老いを自虐するようなMCをはさみつつ、十分すぎる余裕のパフォーマンスであった。この日、最もロックを感じた。

1アーティスト3曲ずつ、3時間半の長丁場であったが、退屈さはまったく感じることなく楽しむことができた。
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リリース当時のこともこのMVも記憶にないが、なかなか自由な時代を感じる。そしてYOKINGは若い。