連休の中日、好天ということもあり、なんとなく都会の神社を巡ろうと、梅田から御堂筋を下る算段で向かったところ、予想外の混雑ぶり。勝手知ったる方面、リサーチなしで訪れたところ、何やら交通規制をしてお祭り騒ぎの様相。人口減少というが、これだけの人間の数をまとめて見るのは久方ぶりである。
どうやら金色の着物を身にまとった殿様とその奥方たちが楽し気にサンバを踊って行進しているようだ。
えらいところに遭遇してしまった。反対側の北浜方面に行きたいが、お殿様の行軍優先で渡れそうになさそうだ。
一応目的とした神社の一つにはお参りすることはできたが、本来はもう少し静かに参拝できるはずであった。
また、大阪市役所前にのんきに寝そべっている奇妙なゆるキャラも撮影しておくこととした。
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サンバという音楽ジャンルはよく知らない。
ロックにもたまにサンバ的な要素を取り入れた楽曲やグループが現れるが、あの陽気さにはあまり馴染めないようだ。しかしサンバから派生したらしいボサノヴァの気だるい雰囲気は嫌いではない。
サンバといえばカーニバルであるが、ほとんど忘れ去られた日本のガールズバンドの草分け、ゼルダの「カルナヴァル」というアルバムは、80年代当時、とんがったサブカル女子たちのバイブルだったはずだ。
確か、1985年に京都ビッグバンで鑑賞することができた。