映画「Mr.JIMMY」を観る。
まず、こういうマイナー映画は大阪ではテアトル梅田でやると大方決まっていて、実際その通りなのだが、1日1本、それも18:05からというから休日にわざわざ行く気がしない。それで他ではやっていないか調べたところ、京都のアップリンクというところで、11:30からということなのでそこで観ることにした。
ほぼ時間通りに入場すると、50席ほどの狭いホールではあるが、すでに満席に近かった。休日とはいえ、こういうマイナー映画でホールがいっぱいになるのは珍しいと思う。オンライン予約しておいてよかった。
それにしても観客の90%以上は50代以上のおっさんとみられる。主人公のジミー桜井が60歳すぎであること、高校時代の熱量を今もキープしていること、生半可なコピーでないこと、そしてツェッペリンであることなどが、一部の中高年ロックファンを引き付けるのであろう。
そして内容は、音楽映画にありがちな、当時の関係者のインタビューばかりで構成される退屈なものではなく、ドキュメンタリーであるが、ふつうに映画として十分面白く観ることができた。もちろん題材が魅力的なのと、ちゃんと物語になっていること、演奏シーンがそこそこあること、演奏技術も高いこと、それにジミーが意外と饒舌なところがその理由だろうか。
やはり、ジミーペイジ本人がMr.ジミーのライブを直接観に来て、演奏後に対面したシーンがいちばんグッと来た。
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Led Zeppelin - The Song Remains the Same (Madison Square Garden 1973)
ジミーも言っていたが、ツェッペリンはライブバンドだ。