Walk On the Kawabata-dori

川端通りをほっつき歩く中年男子の日常を綴るブログ

いま何を読むべきか

1日6分の読書でストレスが68%解消されるらしい。これは散歩や音楽鑑賞よりも高い効果らしい。なぜ6分なのか、68%の根拠はなんなのか、定かでないが米国のどこぞの大学の研究結果とかだったように記憶する。

だからというわけでもないが、久しぶりに梅田の紀伊國屋を訪れた。今どきはみんなスマホばかり見て、誰も本みたいなめんどくさいものは読まないというが、都会の大型書店はたいそう盛況である。

ちなみに本を買うためにわざわざ紀伊國屋を訪れたわけではない。もう何年も本屋で本は買っていない。本屋に行くのは情報収集というか見物だけで、だいたいが米国の巨大電子書店か、国内の巨大フリマでの購入となる。こんな薄情な消費行動だから商店街の本屋は消えてしまった。

そして今日も見物していただけであるが、こんな本たちに心揺さぶられた。

ハウリングの音が聴こえる」松村雄策 ・・・ 絶対いいに決まっている。大槻ケンジが帯を書いているのもやや意外でもあり思わず手に取りたくなる。

羆嵐」「破獄」吉村昭 ・・・ この人の作品は何冊か読んだが、常にリアリティがありドキドキハラハラ退屈することはない。なぜかこの代表作は読んでいない。

「日本列島はすごい」・・・ これはよくわからないが、地理に関するデータが豊富で好奇心を掻き立てられそう。

それとあえて撮っていないが、近頃、安部公房を読み返したくなってた。新聞によると安部公房は今日に至るまでずっと一定量売れ続けているらしい。

さて、これらはどれも読みたいし、ある意味テッパンなのはわかっているが、果たして今読むべきはこれらかと自問自答するにつけ、お前にとっては未知の広大な本の世界が広がっているのに、なぜ勝手知ったる作家ばかり選ぶのか、なぜもっと冒険しないのか、なぜもっといろんな本を知らずに死んでしまおうとするのかともう一人の自分が答えるから困ってしまう。

 

とはいうものの買っちゃうのかな。さほど著名でない新刊はメルカリにはまだないだろうから結局アマゾンか楽天か。

ハウリングの音が聴こえる | 松村 雄策 |本 | 通販 | Amazon

リンク張るぐらいなら、さっさと買わんかいと怒られそうだが。

 

松村雄策といえば、ビートルズかドアーズかジャックスか、いろいろありすぎて難しいが、ここはリザードキング。

The Doors - Light My Fire - Ed Sullivan Show 1967 (HD Remastered) (youtube.com)

 www.youtube.com

 

1967年とは思えないクリアなカラー映像だ。