Walk On the Kawabata-dori

川端通りをほっつき歩く中年男子の日常を綴るブログ

シド・バレットを観る

映画「シド・バレット 独りぼっちの狂気」を観る。

先週のジョンレノンに続き2週連続での音楽映画鑑賞となる。さらに今後、プリンス、加藤和彦の映画もあるらしく忙しくなりそうだ。

さて本作は、ピンクフロイドのフロントマンとしてデビューし脚光を浴びたシドバレットが、まもなく精神のバランスを崩し転落し、長く隠遁生活に入り、やがてひっそり亡くなってしまうという、よく知られたストーリーが映像化されたものといえよう。

映画の作りとしては、シド在籍時のフロイドやソロの曲や当時の映像が流れるとともに、ロジャーウォータース他メンバーや関係者がインタビューで彼について語るという、ドキュメンタリー形式とはなっているが、見たことのない映像もいくつかあり興味深いものではあった。

特にシド脱退後「ウィッシュ・ユー・アー・ヒア」のレコーディング時のスタジオに、突然、彼が現れるも、小太りのハゲ男に変貌した様子にしばらく誰も気づかなかったというエピソードはその映像もあって、衝撃的であり悲しい。

そういえば、ずいぶん昔のロッキンオンに小さな記事で、坊主頭のシドバレット(存命中)が掲載されたことを思い出した。

それと、テレヴィジョンパーソナリティーズに「I Know Where Syd Barret Lives」なんて曲もあったっけなー。

ところで、バンドの中心人物が病気や自殺等で突然いなくなってしまうケースは時々ある。

ジム・モリソン、イアン・カーティスフレディ・マーキュリーカート・コバーン大江慎也志村正彦・・・

フロントマンが抜けた後にさらなる成功を納めた例はフロイド以上のものはなさそうだが、この中ではイアンカーティス亡き後のニューオーダーか。

 

映画『シド・バレット 独りぼっちの狂気』が5月日本公開決定! | ピンク・フロイド | ソニーミュージックオフィシャルサイト (sonymusic.co.jp)

 

 

Syd Barrett /Pink Floyd - "See Emily Play (youtube.com)

www.youtube.com

このサイケポップの名曲はボウイのカバーではじめて知ったのかもしれない。たしかアルバム未収録で正規版のCDではなかなか聴けなかったのではないか。