堅実性のパーソナリティにおいて、それが高い人がいれば、低い人もいて、またその真ん中ぐらいの人もいる。
現代社会においては、堅実な人のほうがよいとされるが、それは現代が極めて安定した世の中で将来があることが高い確率で保証されているからであるが、昨日までの社会においては、常に今日生きるか死ぬかであるから、必ずしも堅実性を美徳とする考え方ではなかったそうだ。
また現代において、堅実性が異常に高い人は、偏執的な収集家になったり、芸術作品をうみだしたりし、異常に低い人は、豪傑な政治家や昭和の映画俳優になったりするが、ギャンブルや犯罪とかで身を崩すこともあるのだろう。こういう人たちが天才なのかもしれない。
低い人はADHDと呼ばれたり、高い人はなんだっけなー、とにかくこれはパーソナリティのひとつであり病気ではない。
自分は当然ながら、いずれでもないが、どちらかと言えば堅実なほうへ振れているのか。
今読書中の橘玲の本にこんなような事が書かれており、なるほど溜飲を下げた。
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堅実性の低い、今を生きる音楽といえばやはりパンクロック。それも初期のやつ。例えばこれ。
彼らも粗暴ながらも音楽性は進化していったから、実は計算高く堅実だったのかもしれない。
勝新太郎とか横山やすしとか昭和の芸人のほうが、ある意味ロックなのかも。